日本は健康なのか?見ると健康時事オタクになるブログ目指してます。

スポーツ業界や健康に関連する企業や、社会について経験談を踏まえながらブログを書いていきます。

ストレスチェック制度とうつ病患者

2015年12月から従業員50人以上の企業にストレスチェック制度が義務化されまし た。

その背景には近年のうつ病患者の増加があり、国として歯止めをかけようとしていま す。

 なぜうつ病患者の増加が問題視されているかというと、うつ病による経済損失は一説による と3兆円という莫大な数字になるというところからきています。

 ※参照記事 http://seseragi-mentalclinic.com/depression-social-loss/ 


ストレスチェック制度により、うつ病の前の状態。
いわゆるメンタル不調者の段階で見つけ 出し救済をしようということで始まった施策となります。

 具体的に企業はなにをしているかというと、政府が推奨しているアンケート(職場制ストレ ス簡易調査票57項目)を使い、アンケート結果を点数化し、
点数の悪い人はメンタル不調 者で良い人はそうでない人と振り分けています。 
※下記実際の項目の一部を貼り付けます。

 あなたの仕事についてうかがいます。最もあてはまるものに○を付けてください。

1. 非常にたくさんの仕事をしなければならない 1:そうだ 2:ややそうだ 3:やや違う 4:違う 

2. 時間内に仕事が処理しきれない 1:そうだ 2:ややそうだ 3:やや違う 4:違う 

3. 一生懸命働かなければならない 1:そうだ 2:ややそうだ 3:やや違う 4:違う 

4. かなり注意を集中する必要がある 1:そうだ 2:ややそうだ 3:やや違う 4:違う 

5. 高度の知識や技術が必要なむずかしい仕事だ 1:そうだ 2:ややそうだ 3:やや違う 4:違う 

6. 勤務時間中はいつも仕事のことを考えていなければならない 1:そうだ 2:ややそうだ 3:やや違う 4:違う 

7. からだを大変よく使う仕事だ 1:そうだ 2:ややそうだ 3:やや違う 4:違う 

8. 自分のペースで仕事ができる 1:そうだ 2:ややそうだ 3:やや違う 4:違う 

9. 自分で仕事の順番・やり方を決めることができる1:そうだ 2:ややそうだ 3:やや違う 4:違う 


下記企業がストレスチェックを行う流れを書きます。

産業医など医療従事者アンケートを配布→従業員が記入→産業医など医療従事者アンケート 回収→メンタル不調者発見→本人に直接通知→本人の承諾を得て会社側に通知→本人に関係す る部署に改善司令

◯改善司令とは企業によって様々です。
仕事量を減らしたり、本人を今の部署から異動させ たりなど実際に会社として対処するということです。

興味深い話があります。 
ある会社のOLさんでストレスチェックのアンケートについて聞いたところ、こう答えていま した。 

「もし自分が本当に精神疾患を患っていたとしてもあのアンケートには本当のことは書かな い、メンタル不調者と認定されたら最後。」

そこにはメンタル不調者として会社に知られてしまったら、出世や会社の立場が危うくなる ということを含んでいました。

ここで私が言いたいのは、企業側の努力がストレスチェック制度に意味を持たせる最大の要 因になるということです。

先ほどのOLさんもですが、従業員を大切にしている会社に勤めて いたらストレスチェックの結果に対してそこまで神経質にならなかったと思います。

ストレスチェックとはアラート機能で、メンタル不調になる前に企業側が従業員に対して何 か手を打っていかなければいけないものだと考えます。

対処としてはなんでも良いと思います。会社として従業員のことを考え真剣に動くというシン プルで難しいことを頑張ることが重要だと考えます。 

これからのストレスチェック制度の動向に注目です。 


ストレスに対する考え方が重要ですが、当社代表の岸がブログを書いているのでよろしけれ ばごらんください。
ストレスに関する考え方がわかります。
 【心と身体のコンサルタント岸 陽のブログ】