賛否両論ストレスチェック!本質は・・
50名以上の従業員がいる企業に向けてストレスチェックが義務化になり、約4ヶ月が過ぎました。
11月までに行えば問題ないので、まだ導入していない企業もあるようです。
企業のストレスチェック導入状況はというと、私の肌感覚で約80〜90パーセントというところだと感じます。
※ここで言う導入とは、行う方針を決めて実際に動いた、もしくは実施する予定が決まっているということです。
大半の企業が実施予定になっています。
では実施機関はどの様に分かれるかというと、
企業の大小で大きく分かれますが、80%以上が外部の業者にお願いしていると感じます。
人事担当者の立場で考えると、ただでさえ忙しい業務の中でストレスチェックを行うことは不可能、で外部にお願いしているのだと感じます。(因みにマイナンバーの対応も重なっています。)
規模にもよりますが、私はストレスチェックに関して、外部にお願いしてはいけない制度だとかんがえます。(無理を承知で道理をいうと)
元々のこの制度が発足された意味は、うつ病者の早期発見・予防です。
企業側が従業員の健康に対してもっと関心を持って欲しいという背景があります。
この関心をわかりやすくお話します。
私の見識の中で例えやすいガンという病気で話をさせてください。
ガンの早期発見の1つに腫瘍マーカーがあります。
レントゲンに写らない腫瘍もチェックできると言われています。
確かに早期発見ですが、予防という面を見るとガンになってしまってから見つかるので予防ではありません。
予防とは、タバコをよく吸う人に肺ガンのリスクが高まるので、タバコはやめなさいと言うことが予防だと考えます。
選ぶ際は予防を含めた企業を探すことをお勧めします。
凄く個人的にですが、今回のストレスチェックの最重要項目があります。
情報や物は次々と進化していく現代で、人間に最も重要なものは置き去りにされています。
それは、アナログ力(人間力)です。
物や情報が進化していくと、自分で少しの労力でほとんどの物が手に入れる事ができます。
それ故にアナログ力は希薄になっています。
その証拠に人間関係がメンタル不調の大部分を占めている原因となっています。
参考(17ページです)
基本的に組織の中の人間を嫌いになるのは、企業側の問題ではなく当人同士の何かの問題です。
それを、ストレスチェックの結果が高ストレスだから部署を移動しようとしたり、人員配置を変えていたらいずれ組織として破綻します。
組織としてメンバー同士が忌憚なく言い合える仲にしていく必要があると思います。
ストレスチェックという良い施策を是非とも活かして頂きたいと個人的に強く思います。
運動とメンタルヘルスの繋がりについて当社代表の岸がブログに書いてますので、宜しければご覧ください。
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